投資会社の社員を名乗る女からの電話で「AIが自動で取引を行い儲けることができる」などと言われ、暗号資産の取り引きで70代男性が1514万円8198円をだまし取られていたことが6日までわかりました。
富山南警察署によりますと、富山市に住む70代の男性がスマートフォンで見つけた著名人の広告をみつけ、表示されたURLに名前や携帯電話番号を入力しました。
やがて投資会社の社員を名乗る女から電話があり「AIが自動で取り引きを行い儲けることができる」などと言われ、暗号資産の口座開設を誘われました。
70代男性は女に指示されるまま、暗号資産の購入、手数料、追加投資、保証金などの名目で送金し、1月31日までの間、複数にわたり合わせて1514万8198円相当を送金しました。
男性は、さらに送金を求められたことで不審に思い、弁護士や警察に相談し、詐欺の被害に気付いたものです。
警察は、うまい儲け話には乗らない、SNSで投資話を持ち掛け、高配当をうたって現金を振り込ませるのは詐欺の手口としています。
そのうえで、SNSでお金を請求されたら、安易に振り込まないで家族や警察に相談するようよびかけています。
