争点は「ワンヘルス」政策の是非など

今回の知事選は地域経済の活性化や子育て支援、それに県がすすめてきた人と動物の健康や地球環境を一体的に捕らえる「ワンヘルス」政策の是非などが争点です。

無所属・新(共産支持)吉田幸一郎 候補(45)
「私は経済に強い。いますべきは2000円を目指した経済対策、最低賃金2000円。
ワンヘルス事業に関しては福岡県の県税を使ってまでやるべきものではありません」

最低賃金1500円を実現し2000円を目指すと訴える吉田氏。

小中学校の給食費の無償化やワンヘルス事業の見直しなども行い県政を変えるとしています。

無所属・現(自民・立憲・国民・公明・社民推薦)服部誠太郎 候補(70)
「物価を上回る賃金の上昇、これをまだなし得ていません。そして又、少子高齢化と人口減少による地方の疲弊、私はこれらの課題に真っ正面から取り組みこの福岡を飛躍発展させることを誓います」

人と産業の育成や安全・安心な街づくりを「3つの挑戦」に掲げた服部氏、県立高校の体育館のエアコン整備や、「多子世帯」の保育料負担の軽減、「ワンヘルスセンター」の整備などを公約に挙げています。

無所属・新藤丸貴裕 候補(48)
「このままだとだめなので財政再建もしないといけません。宿泊税を廃止したりとか、学校給食を無料にしたりそういうことを考えています」

無所属・新人の藤丸氏は、学校給食の無償化や宿泊税の廃止、有明海に橋をかけることなどを訴えています。

諸派・新新藤伸夫 候補(76)
「人口減少には真剣に対応していかなければならない対応策はベーシックインカム月に22万円。1人あたり22万円。これを支給いたします」

新藤氏は、最低限の所得を保障する「ベーシックインカム」の導入の他、県民税の廃止やワンヘルスの即時中止などを挙げています。