国指定の重要文化財で、おととしの7月豪雨で被災した耶馬渓橋。復旧工事が終わり、1年8か月ぶりに通行が再開されました。

中津市本耶馬渓町の耶馬渓橋は2023年7月の豪雨で山国川が増水し、欄干が6割近く流されました。耶馬渓橋は1923年に整備された日本最長の八連アーチの石橋で、2022年には国の重要文化財に指定されました。

市は文化庁や県と協議しながら橋の修復を続けていましたが、復旧工事が完了。6日正午に通行止めが解除されると、さっそく住民が利用していました。

(住民)「開通して良かったと思います」「壊れたのを見て残念だった。復旧して通れるようになったので、これから利用したいと思います」

(中津市本耶馬溪支所 農林建設課・松尾安洋課長)「地域の方々、観光に訪れる方に親しみを持っていただいてみなさんに愛されてもらえたらいいなと考えています」

中津市は今後、耶馬渓橋の復旧を祝ったイベントなども検討しているということです。