半導体産業を支える大学や研究機関が集積する「サイエンスパーク」について、熊本県は3月中にビジョンを取りまとめます。

TSMCも立地する台湾・新竹(しんちく)のサイエンスパークは半導体関連企業をはじめ大学や研究機関が集積する場所で、開発された新技術がスムーズに新製品の生産へとつながるようになっています。

3月5日の県議会代表質問で熊本県の木村敬知事は「くまもと版サイエンスパーク」の青写真について述べ、現在策定中の「ビジョン」については3月中に取りまとめ公表したいとしました。

熊本県 木村敬知事「単なる企業の集積ではなくて、大学や研究機関も立地することで、産学金官の連携によるイノベーションの創出や人材の育成・供給が持続的に行われる場です」

くまもと版サイエンスパークについて県は、特定の場所に集約するのではなく、複数の拠点に機能を分ける分散型を想定しています。