■被害者の両親は「被告に同じ思いをさせたい」

殺害された女子高校生の両親は、代理人を通じて「娘が帰宅せず絶望に押しつぶされそうになりながら、帰ってきてほしいと願い捜索を続けた」と絶望の中、ただ生きていてほしいと願っていたと述べ、「被告に対し同じ思いをさせたい、可能な限り厳しい厳罰を求める」と訴えました。

事件の現場(去年6月 北海道旭川市)

■弁護側「更生する可能性も高い」

弁護側は、小学4年からいじめで不登校だった被告は、起訴された後、小学4年の問題集を解くなど勉強を続けていることをあげて、更生する可能性はあると主張しました。

そのうえで「当時19歳の被告の立場は従属的で計画性も見られず、再犯の可能性はない」として懲役15年が相当と訴えました。

被告の女「どんな判決でも覚悟はできています」