計画の一部見直しが行われている岡島の旧店舗跡地の再開発について。
甲府市はマンション棟の縮小や商業棟の階層構成の見直しなどが検討されていると市議会で説明しました。

甲府市にある百貨店=岡島のかつての店舗があった跡地には東京の開発業者によるマンション建設とシネコンなどが入居する6階建ての商業施設の建設が予定されていて、2028年秋以降の開業を目指しています。
甲府市と開発業者によりますと解体工事の完了は振動などの配慮に伴う工法の変更などにより、3月中の予定から1カ月程度、遅れる見込みです。
また新たな施設についてもマンション需要の変化や資材費の高騰などを踏まえた設計などの再検討が行われていて、建設の着手にも遅れが出そうだということです。

こうした中、3月5日、市議会では計画の進捗状況に関する質問が相次ぎました。
市の担当者は事業者に進捗状況を説明するよう働きかけたいとしたうえで、見直しの具体的内容として「マンション棟の縮小や商業棟の階層構成の見直し」をあげました。
甲府市 石原修まちづくり部長:
「何階になるのか、どのくらいの高さになるのかは設計の段階なのでお答えできない。極端に(部屋数が)半分になるという話ではないと思うので、影響がそんなに出てくるとは思っていない」

新年度の当初予算案では工事現場の仮囲い設置費用などで960万円の補助金を盛り込んでいます。