「三角の部分を今から貼っていきます…」

作るのは、琉球人形に添えられていた「ミニ花笠」と同じもの。参加者はかつてツルさんや沖縄の女性たちがおこなっていた工程を体験していく。

「おばあちゃんが孫たちの自由研究で花笠を作る体験を以前やっていたので、同じようなことが私もできたらいいなと思って」

ミニ花笠づくりに挑んだ子どもは黙々とボンドを塗っていく。作業開始から2時間、かわいらしい花笠が完成した。

▼ワークショップ参加者
「楽しかった、すごく良かったです。細かい作業が多くて、それでも集中できた」

花笠を次の世代に受け継いでいくために、作り手と地域や旅行者をつなぐ尾崎さんの活動は、SDGsの目標にもつながる。


▼花笠アーティスト 尾崎由香さん
「ミニ花笠を自分で作って、持って帰って飾るというのがステータスみたいになれば面白いかな」

伝統的なモチーフに加え、色柄を大胆にアレンジした作品も生み出している尾崎さん。沖縄の工芸品としての花笠に、新たな風を吹き込んでいる。(取材 比嘉チハル RBC NEWS Link 「SDGs つなごう沖縄」2025年3月6日放送回)

完成した「ミニ花笠」