2017年3月に長野県の防災ヘリコプター「アルプス」が、松本市の山中に墜落して乗っていた9人全員が亡くなった事故から、8年となった5日、死亡した甲田道昭（こうだみちあき）さんが所属していた上田地域広域連合消防本部には、献花台が設けられ、同僚や職員が花を手向けました。


上田地域広域連合消防本部　関博之消防次長:
「8年たっても積雪がある山肌を見ると当時のことを思い出します。二度とそういう事故を起こさないように注意しなければならないと改めて思っている3月5日です」


上田広域消防では、甲田さんが派遣されていた県の消防防災航空隊が作った「安全の誓い」を甲田さんの月命日に全職員で読み合わせしています。

また、火災や救助で出動する際に隊員の安全の管理も担う指揮支援隊を24時間体制で稼働できるようにするなど、事故防止の取り組みを進めています。