名古屋大学の研究グループが、朝食を食べずに、あまり動かない生活をすると“お腹ポッコリ”の内臓脂肪型肥満に繋がるとの論文をイギリスの科学雑誌に発表しました。

これまで中年男性に多い“お腹ポッコリ”の内臓脂肪型肥満は、食べ過ぎ、特に油の摂り過ぎが原因として考えられてきました。

名古屋大学大学院の小田裕昭准教授らは、ラットに朝食を与えず、あまり動かない生活をさせる実験を行ったところ、体重の増加は見られないものの、内臓脂肪だけが蓄積することを突き止めました。

この結果から、小田准教授らは日常生活で十分に動かず、朝食を食べないなど不規則な食生活をするとお腹ポッコリの肥満に繋がることが分かったということです。

お腹ポッコリ型の内臓脂肪型肥満を予防するには、何を食べるかだけでなく、きちんと朝食を食べるような規則正しい食生活をして、活動的な生活をすることが重要だとしています。

この研究は、イギリスの科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。