雪や雨となった県内ですが、きょうは二十四節気のひとつ、春が近くなり虫が動き出すころとされる啓蟄(けいちつ)です。

山形県鶴岡市の鶴岡公園では「松の胴巻き外し」が行われました。

鶴岡公園では園内に立つ松の木につく害虫を誘い込んで駆除するために、コモと呼ばれるワラを巻きつける「松の胴巻き」が行われています。

きょうは啓蟄。恒例となっている胴巻きを外す作業が行われました。

冬の間松に巻かれていたコモは、毎年啓蟄のころに取り外され、その作業は春の訪れを告げる庄内の風物詩です。

鶴岡市の午前7時の気温は4.1度。

小雨の降る中、市から依頼を受けた作業員が去年の秋に巻かれたコモを、80本以上ある木から一つひとつ丁寧に外しました。

鶴岡市公園緑地係長 後藤勝志さん「安心して花見ができるように環境を整えていきたいので、ぜひ鶴岡公園に足を運んでほしい」

取り外されたコモは、誘い込んだ害虫と一緒に焼却処分されるということです。