高松市の大西市長は、今月(3月)1日、2日に行われたあなぶきアリーナ香川のこけら落とし公演で、懸念された交通渋滞は「ほとんど見られなかった」として対策に一定の効果があったとの認識を示しました。

あなぶきアリーナ香川のこけら落としとして行われたサザンオールスターズのコンサートには、2日間で約1万4000人が来場したほか、多くのファンがグッズ購入や記念撮影などに訪れました。

一方で周辺では、渋滞が懸念されていたことから、高松市は対策として市内10か所の駐車場の空き情報が確認できるアプリの運用を先月(2月)から始めていました。

このアプリには、今月3日までに約2万7千件のアクセスがあったということです。

(大西秀人高松市長)
「駐車場の空き情報をいち早く察知して混雑緩和に一役買ったのではないか。皆さんが公共交通機関の利用など協力してくれた」

また、大西市長は2日間で「かなりの経済効果があったのではないか」と話し、今後もサンポート地区のにぎわいを中心市街地に拡げたい考えです。