鈴木康友静岡県知事が推進するスタートアップの事業が県内で広がっています。
静岡市のカフェなどではいま、二酸化炭素の削減を「見える化」する新しいサービスの実証実験が行われています。
<客>
「煎茶いただけますか?マイボトルでお願いします」
<スタッフ>
「こちらはお持ち帰りでよろしいですか?今、マイタンブラーのキャンペーンを行っていますので、こちらのQRコードの読み込みをよろしかったら」
静岡市で行われているのは、マイタンブラーやマイバッグの利用で抽選で景品が当たるキャンペーンです。店頭のQRコードを読み込むと、環境貢献のポイントがもらえます。
さらに、使い捨て容器を使わないことで、削減できた二酸化炭素の量を「見える化」する仕組みです。
<女性客>
「手軽で、しかもプレゼントが付いていて、すごく持っていこうと思いました」
参加する店側にとってもメリットがあります。
<MARUZENTeaRoastery 永井友美店長>
「当店、日本茶の専門店ということで、急須で入れたりとか、お茶を身近に飲むということはなかなかないと思う。ハードルが非常に高いということもあるが、今回、タンブラーを使うということで、お馴染みになって、ちょっと敷居が低くなれば、若い人にも使ってもらえたらと思い、前向きに取り組みたい」
この新たなサービス「renew」は、県のスタートアップの支援を受けていて、今回、静岡市内のカフェや小売店10店舗で実証実験を始めました。
<UKIWA 西原周代表>
「このアプリを使うことで、まずは飲食店と個人単位でどのくらいCO2が減らせたかを計測できた。ゆくゆくは街単位であったり、従業員単位、企業の従業員にアプリを付与することで、企業でどのくらい取り組んだかというところを可視化できたら」
新サービスの実証実験は3月14日まで行われ、19日の成果発表会で結果を報告する予定です。














