2026年春卒業の大学生などを対象にした企業の説明会が3月1日に解禁となり、本格的な就職活動がスタートしました。
売り手市場と言われる中学生たちのホンネとは?


長野市のホワイトリングで4日から始まった合同会社説明会。

県内の企業を中心に、2日間でおよそ180社が参加する会場には、リクルートスーツに身を包んだ多くの学生たちの姿がありました。

就活生:
「福祉とか心理とかの勉強をしているので、病院とか福祉関係の方を回ってみようかなと思っています」
「情報収集は頑張っています」

就活生:
「働きやすさを大事にしたくて、長く続けるために雰囲気とか大事だと思うので、その辺を見学できる機会があれば」

就活生:
「自分が志望している金融業に注目して回っています」
「志望動機とマッチしているかとか、ワークライフバランスとかを意識しています」

就活生:
「給料が大事です。(初任給が)20万円は超えてほしい」

深刻な人手不足を背景に学生優位の売り手市場が続く就活市場。

説明会を主催したマイナビによりますと、およそ80パーセントの企業が、採用環境が「厳しくなる」と考えています。

一方、学生が企業選びに重視するのは、「給与」や休暇制度などの「福利厚生」。

企業側はチラシを配ったり、個別に相談に乗ったりと活動に力を注ぎます。

就活生:
「両親と話して昔の就活と比べると企業の学生に対する熱量というか、どうですかお兄さんみたいな感じで企業が来てくれるので、行きやすいのもありますし、自分でも興味がなかったところに改めて興味が出せる点で見れば、とても大事にされている」

マイナビ就職情報事業部長野営業部 中西優太(なかにし・ゆうた)部長:
「求人数の増加はもちろんですし、学生の志向として安定している企業を求めている傾向がありますので、中小企業にとっては苦戦しやすい傾向にある」