今月1日に企業の採用説明会が解禁され、就職活動が本格始動しています。今年も『売り手市場』になっていて企業はあの手この手で人材確保に務めています。

新潟市の朱鷺メッセで開かれた合同企業説明会。

来年春に卒業する学生が対象で、県内外の企業174社が集まりました。

運営側によりますと、人材不足を背景に今年も学生が有利となる「売り手市場」が続いています。人材獲得競争が激化する中、企業側はあの手この手で学生に働きやすさをアピールしていました。

【ITスクエア 樋口徹 取締役会長】「IT関係は東京の企業に進出して人材不足となっています。資格取得の研修を年間15万程度、社員の平均かけてますけど。社員のスキルアップというところ力を入れています」

【大光銀行 人事部 牧龍 係長】「初任給を引き上げ25万になったので、そういった待遇面の話しとか、福利厚生、銀行でも充実させていただいているので、そういったところ学生に伝わるように、安心して働ける環境だよということを伝えるようにさせていただいています」

県労働局によりますと、県内企業の大卒の初任給は、去年3月の卒業者で平均22万2000円と、この3年間、上昇を続けています。

一方、学生は何を重視して企業を選んでいるのでしょうか。
【学生は】「特に今重視しているのは会社の雰囲気とかで、長く働いていけるような会社で働きたいなと考えていて、そこで説明会とかインターンに参加して、いいなと思ったところ、今いろいろ探したりしています」

【学生は】「自分の私生活と働くことのバランスも両立してみているんですけど、働いている方々の印象だったり雰囲気だったりというものを私は大切にしています」

【学生は】「休み多い方が趣味と両立できますし、働き方として研修制度が整っている方が自分的には選ぶ優先度は高いかなと思っています」

会社の雰囲気や働きやすさを重視する学生たち。今後も企業の人材獲得が続きます。