長野、岐阜県境の焼岳(やけだけ)で、山頂付近を震源とする火山性地震が増加していて、気象庁は噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」に引き上げました。

気象庁によりますと、焼岳では3日午後2時ごろから山頂付近を震源とする火山性地震が増加し、3日は20回、4日は午前5時までに14回観測されました。

また、山頂付近で緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いていて、中長期的に火山活動が高まってきています。

気象庁では、想定火口域からおおむね1キロの範囲では大きな噴石に警戒が必要とし、地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。