山形市楯山地区の子どもたちがきのう地元を流れる村山高瀬川に、サケの稚魚を放流しました。

このサケの稚魚の放流は、山形市楯山地区の人たちが子どもたちに、地元の自然や生き物に目を向けてもらおうと、毎年この時期に行っているものです。


      
産卵のために生まれた川へと帰ってくる習性を持つサケですが、村山高瀬川では、
4年前の秋に遡上が確認されて以来、ここ3年間はサケの姿が確認されていないということです。

それでも楯山地区の人たちはサケが帰ってくるのを信じて川の環境を守り続けています。

きのうは地域の子どもたちとその親など100人を超える参加者が集まり、およそ1万5000匹のサケの稚魚をバケツに入れ、声をかけながら川へ放流していました。

女児「また一年後ぐらいに来るんだぞ!」



女児「ばいば~い!」

親子で参加(子)「元気に育ってほしいと思いながら流しました」

親子で参加(子)「元気に帰ってきてねって(言った)」

親子で参加(親)「魚が大きくなって帰ってくる、そういう自然の流れを教えられる環境が近くにあることはとてもいいことだなと思う」

女児「SDGsにも海を守る(目標)があるので、守っていけたらなと思った」

子どもたちは、大きくなって村山高瀬川に戻ってくるサケの姿を想像しながら、稚魚を川へと送り出していました。