駄目だ、進まない。足が浮いてきた…



いよいよ疲労で右足が思うように動かなくなりました。



【父・和広さん】「やめる?」


【川崎春香さん】「ゴールまで走りたいんです」


しかし、ユニバーサルランのフィニッシュ時間は10時40分まで。残り時間もわずかとなり、ゴールで待っていた母親も娘のもとへ駆け付けました。


【母・由美子さん】「頑張れ、応援に来たよ。もうちょっとだよ、ゴール」

ところが、ゴールまであと100m程のところで…。


【伴走者】「春香ちゃん。もうあれだわ、制限時間を過ぎたの…」


とうとうその時がやってきてしまいました。



春香さんの目からこぼれる悔し涙…。


最後は父親に支えられながらもゴールに到着。
制限時間には間に合いませんでしたが、“車いすに乗らず自らの足で走り切る”という目標は確かに達成しました。



【川崎春香さん】「だいぶきつかったです。でも2km走り切ってうれしいです。今すごく満足しています。来年も出てみたいです!」


目が見えず手足が不自由でも諦めない強い心でまた一つ、新たな自信を得た春香さん。この冬には久しぶりに、シンガーソングライターとしてステージにも立つそうです。



次回は満面の笑顔でゴールを目指します。