式に出席した人たちからは、無事に卒業を迎えたことへの喜びや安堵(あんど)の声が聞かれた一方で、避難指示が出されている地域を心配する声も聞かれました。

(女子生徒)
「家のほうに煙が来ているけれど、そんななかでも卒業式ができてよかった」

(保護者)
「私の実家が(火災現場の)綾里なので、両親が避難していて大変な状況だけれど、日本のいろんなところから消火活動に来てくれている方には感謝しているし、早く火が収まればいいなと」
(男子生徒)「(綾里は)小さい頃から虫取りとかして思い入れのあるまちで。悲しい気持ち」

これからの地域を支える力としても期待される卒業生たちは、友人や恩師との別れを惜しみながら、学び舎を後にしていました。