岩手県大船渡市で発生した山林火災で避難生活を送る生徒もいる大船渡東高校では1日、卒業式が開かれ、卒業生が学び舎に別れを告げました。
1日の大船渡東高校の卒業式では、4学科合わせて80人の卒業生に卒業証書が手渡されました。校舎は山林火災の現場から直線で約12キロの距離があります。避難指示が出されている地域からも離れていますが、卒業生の中には避難生活を送っている生徒もいるということです。

(宇夫方聰校長)
「この度の大船渡市の林野火災に際し被害に遭われた方がた、避難をされている方がたにお見舞い申し上げます」
地域が災害に見舞われる中での卒業式となりましたが、卒業生代表の吉田海舟さんは、答辞で力強く決意の言葉を述べました。

(卒業生代表 吉田海舟さん)
「春からは支えてくれる方に感謝の気持ちを忘れず、自分らしさを大切に悔いのない人生を歩んでいきます」