実はこのベルマーク運動。
小学校での活動は以前に比べると落ち着きましたが、自宅で簡単にできるボランティアということで、コロナ禍になって、個人でベルマークを寄贈しようとする人は増えているのだといいます。
2021年にベルマーク教育助成財団にベルマークが寄付された件数は、前年に比べ1.4倍。さらに2022年の上半期も、前年に比べてさらに1.4倍になっているということです。

コロナ禍で内食が増えたことで、家庭での食材購入が増えたことも、ベルマーク寄付増加の一因となっているとみられるということです。

ベルマーク教育助成財団 岡部敦郎 事務局長
「これまでベルマーク運動で支援させていただいた金額は、総額約50億円に達しています。こうした運動は、最近よく言われるSDGsの質の高い教育をみんなに、すべての人に包括的な、質の高い教育を確保するということの先駆けにもなっています」

ただベルマークは、個人で商品と交換することはできないため、財団や近くの学校に寄付するか、スーパーや量販店にある回収ボックスを利用してほしいということです。

懐かしのベルマーク運動はSDGsの先駆けとして、再び注目を集め始めています。