飲酒運転で人身事故を起こしたとして罪に問われている新潟県警の元巡査長の裁判で、新潟地裁は、懲役10か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
起訴状によりますと、西蒲警察署の巡査長だった鈴木貴之 32歳は去年11月、酒に酔った状態で乗用車を運転し、新潟市 西蒲区の国道で対向車と衝突、運転手に全治1週間のけがをさせたとして危険運転傷害の罪に問われています。

28日の判決で塚本友樹 裁判官は、「警察官として法令の遵守が強く求められる立場にありながら、故意に危険運転に及び、法を犯した点は見過ごせず、被告人の刑事責任は相応に重い」と指摘。

一方で、「事実を認めて反省の態度を示し、懲戒免職処分となるなど、相応の社会的制裁を受けている」として、懲役10か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
