こんにちは!日曜日の朝「JNNニュース」で天気予報をお伝えしている気象予報士の岡田沙也加です。
私は前職で女性に特化したマーケティング会社で働いていたので、その経験を生かし、「天気×女性のライフスタイル」をテーマにコラムの執筆をしていこうと思っています。

その前に「女性に特化したマーケティングとは一体?」と思った皆さま、簡単に言うと、“今を生きる女性たち”をカテゴライズして、その生活スタイルや好み、傾向などを分析すること。同時にトレンドをいち早くチェックして、どのカテゴリーの女性にどの商品を提案するか、どんな形で提案したらより刺さるのか、という所まで考えるのが仕事の一環でした。

■「西・東日本中心に平年より寒い」この冬どう乗り越える?

今回のテーマは迫る「冬」です。まず天気の視点でみていきましょう。日本の冬を左右する要素は、大きく「エルニーニョ・ラニーニャ」「北極振動」の2つがあります。

前者は熱帯の海と大気の連動で起こるもので、変化は比較的ゆっくりです。そのため、長期予報ではこちらを参考にすることが多くなります。ざっくりと言うと、エルニーニョの年は日本は平年より暖かい冬、ラニーニャでは寒い冬になりやすいと言われています。

一方、後者の北極振動は北極からの寒気の流れ込み具合のことなのですが、こちらは2週間くらいの周期で状況が変わってきてしまうため長期予報には反映されにくいのです。ちなみに、日本は南北に長いため、エルニーニョやラニーニャといった熱帯の影響は西日本で受けやすく、北極振動の影響は北日本で受けやすいようです。

では2022年はどうなるのかというと、ラニーニャ現象が続く予想が出ています。寒候期予報でも2022年は「西・東日本を中心に平年より寒い」傾向が出ています。

冬というだけで寒いのに、いつもより寒い冬なんて・・・。寒がりな私はこれをどう乗り越えるか、もう9月から考えを巡らせていたのですが、とうとう結論が出つつあります。

■予報士も晴天の霹靂!「ロングブーツ履かないわけにいかない」

1つめが「ロングブーツ」です。30代の女性にとってはちょっと懐かしいアイテムで難しいですよね。私も中々手を出せませんでした。ですが、先日ふと靴屋さんで試着してみたところ、晴天の霹靂。履かないわけにはいかないと、考えを一変させられました。

何が衝撃的だったかというと・・・まず私が大学生だった2010年頃とは明らかに違う素材感(柔らかい!)。そして歩きやすいヒールの高さ(今は歩きやすい3cm程度が豊富、さらに太いヒールが流行ど真ん中)。そして変わっていないのは、ロングブーツならではの暖かさ。

そうだ、ロングブーツがあれば冬を越せる!!
そう思った私はなんとかこの冬ロングブーツを履きこなそうと、ブーツに合う大人のコーディネートを考え始めました。あくまでも私の見解です。

① ミニ丈のワンピース

やはりミニ丈のボトムに合うのは間違いないのですが、大学生の頃と同じスタイルでは恥ずかしいと思ってしまいます。ある雑誌には、洋服をゆるっとしたシルエットにすれば20代と差別化できると書いてあったので、それを参考に大きめのミニ丈ワンピースにタイツを履いて露出をなくして合わせてみたらいけそうな気がしました。

② ミモレ丈のボトム

これが昨今トレンドが推しているスタイル。とはいえ身体の細い所を隠してしまうのはスタイルアップの法則に反しているため中々難しいです。そこでできそうなのが、素材の薄く柔らかなスカートに合わせること。スリットがあれば尚良し。露出控えめに身体のラインを見せられます。

③ ジーンズイン

2023AWコレクションの中でもジーンズインのルックはいくつか見られました。振り切ってロングというよりもっと長いサイハイブーツにするのが今っぽくなるポイントのようです。ブーツをレギンスのように着こなしているブランドも多かったので、これを逆手にとって同系色のレギンスをインしてしまうのもありかもしれません。

なお、肝心のブーツは昨今のY2Kブームの影響か、ロング丈でもソックスブーツがじわじわと増えています。しかし女性らしい印象のニットを着る冬は、かっこよさがプラスされる筒型ブーツの方が合わせやすくておすすめです。