「思い出すのも苦しい」女性たちは”同意していない”と訴えた

女性従業員たちが抗拒不能の状態であったか、被告が女性従業員らが抗拒不能の状態であることを認識していたかが最大の争点となった。
「抗拒不能」とは、主に性犯罪で使われる法律用語で、物理的または心理的に抵抗することが著しく困難な状態を意味する。

被害を受けた元女性従業員:
  「とにかく気持ち悪い」「なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだ」と
  思っていました。
  汗が落ちてきたときの憎悪感や殺したいという気持ちも強い。
  こんなことをするために会社に入ったわけじゃない。
  いつ終わるんだろうという絶望もありました

被害を受けた元女性従業員:
  「死んで楽になるんだったら死んだ方がましなのかな」被害に遭っている時は
  どこかを強く掴んで爪を立てて感触を分からなくしようとしていました

被害を受けた元女性従業員:
  何度も心が壊されました。
  心と体、魂を踏みにじった罰を受けてほしいです

本多被告は、日頃から暴力団関係者を装い、日本刀を女性たちの後頭部にあてたこともあった。
「生涯尽くすことを誓います」「誓約書を守れなければ、どんな処罰も受けます」「裏切り行為はしない」などとする誓約書を書かされた。

女性たちは、恐怖で抵抗できなかった、と証言した。