摘発難しい「ながらスマホ」規制 ポイントは「実行力をどう担保するか」
小川彩佳キャスター:
ほとんどの人は危険性を認識していると思いますが、私も局内で「歩きスマホ」をしているのをスタッフに指摘されて気づいたりするので、無自覚に「ながらスマホ」をしてしまっている人も多いんじゃないかなと思うのですが。

データサイエンティスト 宮田裕章さん:
私も車を運転しますが、本当に数秒目を離したり、少し気を抜いただけでも事故に繋がりかねないので、体調が悪いときは運転しないようにしています。鋼鉄のものを振り回してるというのはそれくらい危険なので。
小川キャスター:
「規制をするべきだ」という声も大きいですね。
宮田裕章さん:
2019年に一度、規制を強くして件数は少なくなりましたが、また増えてきて今に至ります。「ながらスマホ」は摘発がすごい難しいので、この状況を改善するには色々な取り組みが必要だと思います。
例えば、運転中はアプリを使えなくしたり、ドライブレコーダーを使い注意喚起をするというのもあります。
海外では、AIを使ってチェックするという形で摘発を進めたりしています。それにより、捕まるということがわかると、ようやくそれが可視化されて、みんなに共有されます。
なので、罰はあれど運用がしにくい今の仕組みを解決していくというのは、「ながらスマホ」の改善にとって重要だと思います。
小川キャスター:
規制するにしてもどう規制するのかですね。
宮田裕章さん:
実行力をどう担保するかですね。