「Kindle」に自分で書いた本も出版可能 出版までの流れ

Amazonの電子書籍サービス「Kindle」は、出版社が出版する本だけではなく、個人の書籍も出版することが可能となっています。ですから、誰でも自分で書いた本が出版できるということです。

まず、“セルフ出版”サービス「Kindleダイレクト・パブリッシング」を使い、氏名住所などを記入してアカウント登録
→さらに、原稿・表紙画像など、作成した本のデータを送信
→ガイドラインにそった審査を受け、出版地域・価格などを設定し、電子書籍を出版が可能

最後の設定から、通常72時間以内に出版の手続きが完了してしまいます。さらに、無料で“セルフ出版”までできるということです。

ただし、もちろんわいせつな表現や、不適切と判断されるコンテンツは販売することができません。

有名作家かたる“偽書籍”横行 法的に問題は?

今回のように名前やペンネームを無断で使用した場合、法的に問題があるのか、著作権に詳しい牧野和夫弁護士に聞きました。「名前に著作権はないので、著作権侵害には当たらない可能性が高い」という見方を示しています。

ただし、著作権侵害以外に他の罪に問われる可能性はあります。

●名前・ペンネームが商標登録されている場合「商標権侵害」
※今回に関しては商標登録はされていません。
●商業目的で悪用した場合「不正競争防止法違反」
●有名作家をかたり読者を騙した場合「詐欺罪」