テロリストの侵入を水際で防ごうと海上保安部や山口県警などによる総合訓練が、周南市の徳山下松港でありました。

訓練には徳山海上保安部や周南警察署、消防などからおよそ70人が参加しました。訓練は、外国の貨物船にテロリストが潜伏している想定です。

船員として潜入し、手荷物検査を拒んで抵抗するテロリストを、警察官が取り囲みます。

海上ではテロリストの逃亡を助ける不審船を見つけ、海上保安部の巡視艇などが追跡します。

船内に潜んでいたもうひとりのテロリストは拳銃を持って人質をとりましたが、駆けつけた機動隊員に制圧されました。
徳山海上保安部 警備救難課 大塚久課長
「大阪・関西万博では大阪関西以外にも当然標的になりますので徳山下松港水際対策ということでしっかり連携をはかってやっていきたいと思っています」
徳山下松港には去年1年間で1400隻の外国船籍の船が入港していて、徳山海保では水際対策に万全を期していきたいとしています。