クリミア橋は爆発後まもなく復旧…ロシアにとって『戦略上重要な橋』

――今回の爆発ですが、ロシアからクリミアに向かう道路でトラックが爆発しました。そして並走する列車の燃料タンクに引火したということです。橋の一部が崩落し、3人が死亡したという情報が入ってきました。ですから、爆発したトラックが列車にも引火して炎上したとみられています。今回の爆発はどのように思われますか?
「復旧の早さでわかるほど、ロシア軍にとって戦略的に極めて重要な橋、もう既に復旧しているという情報もあります。実は爆発があった8日に、まず車道から復旧致しました。その後、クリミアからモスクワへ向かう夜行列車が通っています。これは、陸海空の攻撃にも負けないほどの強さだということをプーチン政権が言っていましたので、やはり早く復旧することに意味があった。そしてザポリージャ、ヘルソンでは今でも戦っていますので、こちらの補給路を確保したい。そして、パニックを防ぐための狙いもあると思います。一方で、現地のメディアでは51歳のトラック運転手の名前も出ていますが、『どうやって起爆装置を仕掛けたのか』『積荷は何だったのか』『どのようなルートでどこに運ぼうとしたのか』などおそらくわからぬまま事態が進むのかなという印象を持っています」