長野県軽井沢町が町営住宅の入居者の一部に対して、家賃を少なく徴収していたことがわかり、27日、町長が陳謝しました。

軽井沢町によりますと、国が定める収入の基準を超えた町営住宅の入居者に対して、加算すべき分の家賃を徴収していませんでした。

対象は、文書が残っている2020年度から24年度までの5年間の39世帯で、徴収されなかった分の家賃はあわせて1220万円余りにのぼります。

今年度から担当となった職員が1月、新年度の家賃の算定中に気がづきました。

町によりますと、前任者とその前の担当者が、「請求するのが忍びない」として、個人の判断で加算していませんでした。

町は、入居者の生活が苦しくなることや、町から正しい情報を伝えていなかったことなどから、追加徴収を行わないとしています。

町では、担当した職員の処分を検討しています。