プロ野球人生「大きな転機」とは…

入団後はけがもあり、苦しいシーズンが続きましたが、6年目にようやくプロ初勝利をマーク。しかし、一軍定着とはならず、2019年オフに楽天を構想外となり、2020年ヤクルトへ移籍。

これが、今野投手のプロ野球人生において、大きな転機となりました。

楽天イーグルス 今野龍太投手:
「最初にいた6年間は、自分の投球ができなかった。下(二軍)では投げられるんですけど、一軍に上がったら抑えられない6年間だった。ヤクルトにいって、ある程度試合数をこなせて、それが自信につながった」

生き残りをかけた移籍初年度、自己最多の20試合に登板し、安定した成績を残すと、翌年には、首脳陣の信頼をつかみ、勝利の方程式の一角として64試合に登板。7勝28ホールドと大車輪の活躍を見せ、ヤクルトのリーグ優勝、日本一に大きく貢献しました。

そして2022年、3年ぶりに慣れ親しんだ仙台のマウンドに。地元のファンの前で古巣相手に好投を見せた今野投手は、この年も51試合に登板とブルペンを支え、チームのリーグ連覇に不可欠な戦力となりました。

楽天イーグルス 今野龍太投手:
「ある程度結果が残って、7回に投げるところが多かったので、緊張感があるところで投げられてよかったと思います。どんどん攻めの投球ができましたし、ストレートで空振りがとれたので、そういうのことが、自信につながってゾーンで勝負できたと思います。登板数が増えてきたので、それが自信につながりました」