南海トラフ地震などの災害時に避難所の生活環境を向上させるため、プライバシーを確保できる「シェルターテント」が高知市に寄贈されました。
「シェルターテント」10張を寄贈したのは、「高知東ロータリークラブ」です。テントは縦・横・高さおよそ2mで、ファスナーで密閉でき、避難所での課題となっている「プライバシー」を確保できます。2024年1月の能登半島地震を受け、国は、避難所生活を改善するための指針を12月に見直していて、今回寄贈されたテントは「更衣室」や「授乳室」など特に女性の避難生活の改善に活用できそうだということです。

(高知東ロータリークラブ 佐野博三 会長)
「(避難所は)大きな広場で寝転がって、みんなの生活状態が見える状態なので、それぞれの『プライバシー保持』の観点を重視して、『シェルターテント』を寄贈することになった」
高知市がこのテントを導入するのは今回が初めてで、今後は南海トラフ地震に備え、2人用のテント2500張を導入していくということです。