長野県内のガソリンを取り扱う事業者の間で、事前に価格調整が行われていたとされる疑惑について、県石油商業組合が行った調査の県への報告が、28日に行われることになりました。

県が、26日に明らかにしたもので、28日の午後4時半から、県石油商業組合の高見澤理事長や、平林専務理事ら組合の幹部が県庁を訪れ、公開で阿部知事に調査の結果を報告します。

調査は、ガソリンの販売価格を、事業者の間で、事前に調整しているとの報道を受けて、県が6日に組合側に対し、事実関係を調査し、2週間後の20日をめどに報告するよう求めていました。

ところが、18日に公正取引委員会が組合に立ち入り検査に入ったことをきっかけに、県側と組合との間で、報告する際にどこまで公開するかを巡って見解に食い違いが出て、報告が延期されていました。