「里芋ごま味噌煮」「魚の西京焼き」提供…
富山市のサービス付き高齢者住宅「ホクサン上轡田」では、2月22日以降、ノロウイルスの集団食中毒が確認されました。

入居する11人が症状を訴え、このうち82歳の男性が吐しゃ物をのどに詰まらせ、死亡しました。
集団食中毒の原因とみられているのが、2月21日の朝食または昼食です。
「里芋ごま味噌煮」や「魚の西京焼き」が提供されていました。

施設によりますと、入居者の食事のほとんどは外部の業者が調理したもので、職員は主に温めや盛り付けをおこなっていたということです。
集団食中毒の発生を受け、全職員に検査をおこなったところ、職員1人の便からノロウイルスが検出。
この職員は無症状でしたが、21日の朝食と昼食を担当していて、施設は職員から感染が広がった可能性もあるとみています。

施設では、基本的な衛生対策をおこなっていたといいますが、詳しい感染経路は特定されていません。