蒸しガキ2個でおう吐「かなり苦しかった」
この「蒸しガキ」を2個食べ、食中毒を発症した20代の女性。
翌日の夜、急に吐き気を催したといいます。

女性は「何度もおう吐を繰り返して、かなり苦しかった。寝室とトイレの往復で、夜も眠れなかった。頭がくらくらして、熱を測ると38.2℃。食欲もわかなかった」と話しています。

翌朝までおう吐を繰り返し、発症から3日目の25日、ようやく熱も下がり回復してきたということです。

ノロウイルスの特徴について、富山県衛生研究所の大石和徳所長は――
富山県衛生研究所 大石和徳 所長
「突発的なおう吐が、この病気の特徴ですね。患者の吐物とか便からはものすごい量のウイルスが排せつされるので、特におう吐したりすると、周辺に、ウイルスが空気中に舞うんですよ」

患者の吐しゃ物や便には、1グラムあたり100万~10億個ものノロウイルスが含まれていて、少ないウイルス量でも感染する「強い感染力」に警戒が必要だといいます。