みんなに笑顔と元気を。震災の被災地に笑顔を届ける「全国学生フラ・フェスティバル」が、26日、フラの聖地・福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズで行われました。

震災後の2014年から始まったこのフェスティバルには、全国各地から過去最も多い22の大学のフラダンスチーム350人が参加しました。

鎌倉女子大学のフラダンス部。

鎌倉女子大学・飯田陽菜さん(2年)「(ダンスの特徴は)笑顔があふれて激しく踊るところです」

普段は、学内や地域でのイベントでダンスを披露しているという部員たち。手に持った「ウリウリ」という楽器を振りながら、魅惑的なダンスをアップテンポなリズムに乗せて踊り切りました。

一方、初参加の聖心女子大学。

聖心女子大学・中村怜美那さん(2年)「初めてなので緊張している気持ちと、このメンバーで最初で最後に踊れるハワイアンズの舞台を、最高にしたいなという気持ちでいっぱいです」

ハワイの歴史やフラの魅力について学んでいるという彼女たち。憧れのステージを踏みしめながら、8人が息ぴったりの華麗な踊りを披露しました。

聖心女子大学・中村怜美那さん(2年)「最高の舞台で踊れることが憧れだったので、とても楽しく踊ることができました。みんなで舞台に出る前から頑張ろうねと声をかけあったり、チームワークが心をひとつに合わせたことで成長できたのではないかなと思った」

全国学生フラ・フェスティバル実行委員会代表・山口莉央さん「フラガールという映画を見て、それと同じ舞台で自分が踊れていることがすごく感慨深いというか、すごく貴重な経験をさせていただいたと思っています」

憧れのステージで光輝くダンスを届けた学生たち。その笑顔でこれからも福島の魅力を全国に発信していきます。