地震防災の大切さを学んでほしいと長野県による出前授業が26日、諏訪市の小学校で行われました。

上諏訪(かみすわ)小学校で行われた出前授業では、4年生およそ50人が県の担当者から「南海トラフ地震が30年以内に起きる確率が80%程度」と高いことや、「いざという時の備蓄は最低3日分が必要」などといった説明を受けました。

また、100円ショップで購入できる笛やライト、携帯トイレなどが入った「防災ボトル」が配られ、児童は一つひとつ手に取って確認していました。

児童:
「いつ起こるかわからない地震に供えも大切だと思ったし、防災バッグや防災ボトルとかも普段から作って身近なところに置いておいた方がいいと思った」

児童:
「もし家族と離れてしまったら、どこに集合するとか避難所の道が安全とか(家族と)確認しています」

出前授業は、「地震災害死ゼロ」を目指して県が集中的に実施している広報活動の一環で、担当者は家庭でも防災に関する会話をして日常的な備えを進めてほしいと話していました。