ロシアのプーチン大統領は、アメリカのトランプ大統領がウクライナにある希少な鉱物資源=レアアースの権益を求めていることに関連し、ロシア側占領地域のレアアースをアメリカなどと共同で開発する用意があると述べました。

プーチン大統領は24日に放映された国営テレビのインタビューで、レアアースについてロシアの埋蔵量はウクライナよりもはるかに多いと主張。一方的に併合を宣言したウクライナの4つの州の占領地域を念頭に「我々の歴史的領土にも一定の埋蔵量がある」として、アメリカなどと共同で開発を行う用意があると述べました。

また、プーチン氏はトランプ氏が提案したアメリカ、中国、ロシア3か国の国防費半減について「我々はアメリカと合意できるだろう。良いアイデアだ」と指摘。「協議する準備がある」と話しました。

一方、トランプ氏がゼレンスキー大統領を批判していることについて「ウクライナの国家存続のための条件をつくりだすためだ」と述べ、ゼレンスキー氏が「和平への道をふさいでいる」と主張しました。