広告代理店に入社 大物政治家の公設秘書との出会い

河野崇章さん
「当時、内閣総理大臣だった議員の事務所に出入りすることになったんです。そこで同じ年の公設秘書と馬が合いすごく仲良くなって、彼のいろんなネットワークや人脈などを紹介されて、そこから仕事が格段に広がっていくんですよね」
しかし取引先からの無理難題が重なり、体と心のことを考え、20年働いた広告代理店を退職した。

その頃、高齢になった両親の面倒を見るために、地元に帰る機会が増えた。そこで疎遠だった友人や知り合いに会い、地元の実情を知る。
河野崇章さん
「改めて時間を作ってむこうでいろんな話を聞いたら、地域の疲弊というものがあらわになってきて。50歳過ぎて何か地元に貢献できないかなという気持ちがわいてきた、本当にね」

東京で県人会などの集まりにも参加し、地元への貢献の機会をうかがっていた。
その頃出会った人のすすめで、下北のアンテナショップへの道筋ができる。

