東京都とフジテレビなどで作る実行委員会が共催する国際芸術祭「東京お台場トリエンナーレ2025」について、東京都はきょう、実行委員会側から「開催準備の継続が困難」との申し出を受けていたことを明らかにしました。

都によりますと、実行委員会の事務局を務めるフジテレビから21日、「主催者として関係者の理解を得られないことや、協賛の確保が難しいこと」などから、開催の準備を継続することが難しいという連絡を受けたということです。

実行委員会は、フジテレビとBSフジ、それにフジ・メディア・ホールディングスの日枝久相談役が理事長を務める「一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会」の3者で構成されています。

芸術祭は、今年10月に東京・お台場で開催される予定でした。

都は、今後実行委員会の構成を見直した上で、芸術祭の新たな開催場所や時期を検討するということです。

また都は、実行委員会側にこれまでおよそ1億2600万円を支出していましたが、全額返金されるということです。