5日前に完成したばかりの漁船を見学です。宮城県女川町で、新しいマグロ漁船の見学会があり、地元の子どもたちが船内を見て回りました。
25日、宮城県女川町の遠洋マグロはえ縄船「第3明神丸」497トンの見学会には、女川小学校の3年生およそ40人が参加しました。この漁船は、地元の水産会社が、老朽化した前の船の後継として、およそ11億円をかけて造りました。前の船は1990年の建造で、震災の津波で気仙沼の陸地に打ち上げられながらも漁を続けてきました。

鈴幸漁業 鈴木悠太社長:
「ここに280トンの魚が入ります。上に80トンの魚が入ります」
児童たちは、マグロを保管する冷凍設備や、乗組員25人の寝室などを見学し、思わぬご褒美も。ミナミマグロインド洋で取ったミナミマグロの握り寿司です。児童たちはおいしそうに頬張っていました。

児童:
「めちゃくちゃうまかった」
「いろいろな機械やボタンがあってすごかった。マグロを冷やす機械がマイナス60度まで下がることがすごいなと思った」
新しい第3明神丸は3月下旬以降、インド洋を漁場とした10か月間のマグロ漁に向かいます。