パレスチナの現状について知ってもらおうと仙台市で25日、現地を訪問した女性による報告会が開かれ女性が市民の日常生活などを紹介しました。

パレスチナについて報告したのは仙台在住の皆川万葉さんです。皆川さんはパレスチナ産のオリーブオイルなどの輸入販売をしていて、2024年12月から1月までパレスチナのヨルダン川西岸地区などを訪ねました。

パレスチナ・オリーブ代表​ 皆川万葉さん:
「その辺の道路でもイスラエル軍のジープが真ん中に止まってイスラエル兵がいたら通れない。物理的に検問所じゃなくてもイスラエル兵がいるから行ったら撃たれる」

皆川さんは現地には多くの検問所が設けられ人や物の移動が制限されていることや、危険と隣り合わせのなかオリーブオイルの生産に励む人々がいることなど、市民の暮らしぶりについて紹介しました。

参加者:
「現地を見るのが一番わかると思うが生産者の応援だけでなく状況を伝えてくれるのが助かる」

パレスチナ・オリーブ代表 皆川万葉さん:
「日本は関係ないわけではなく世界がイスラエルの攻撃を止められていないという状況があるので身近に考えていただきたい」

皆川さんは、抑圧されたなかで暮らしている多くの人たちがいることを知ってほしいと話していました。