「金正恩将軍」と叫びながら自爆
これまでに北朝鮮兵士は1万2000人以上が投入されたとされますが、捕虜となったのは、この時点でたった2人。

指揮官は、北朝鮮兵の派兵を認めたくないロシアが兵士の金正恩総書記への忠誠心を「利用している」と批判します。
特殊作戦軍 部隊指揮官
「(他の部隊では)北朝鮮兵が力の限り『金正恩将軍』と叫びながら自爆しました。これには、すさまじい精神力が必要です。(Q.厳しく教え込まれていた)プロパガンダによるものだと確信しています。それは『規律』によるものではなく、むしろ彼らの『信仰』に基づくものだと思います」

こちらは、戦死した北朝鮮兵の所持品。家族写真やロシアの偽物のIDのほか、「自らの意思で入隊した」とする紙が見つかっていて、「金正恩同志に恩返しするために死ぬ覚悟ができている」と書かれています。
さらに「戦車」や「狙撃手」など、戦場で使われる用語に番号をふり、その番号のロシア語読みを朝鮮語で書きこんだリストも見つかっています。
このリストについて専門家は。

軍事ジャーナリスト 黒井文太郎氏
「ロシア側から北朝鮮に指示をするための表です。最前線の突入部隊に使っているわけです。ウクライナからくる砲弾の盾につかっている」

すでに北朝鮮兵士で4000人の死傷者が出ているとされているなか、兵士のほとんどは10~20代と分析されています。3年を迎えたロシアによるウクライナ侵攻。他国の兵士を巻き込み、泥沼化しています。














