■第108回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走 前日会見(21日、福岡県)

22日に行われる第108回日本選手権クロスカントリー競走の前日会見が行われ、シニア男子10kmに出場するパリオリンピック™3000m障害8位入賞の三浦龍司(23、SUBARU)が出席。「練習も順調にできてますし、ケガ等も一切なく継続してできている」と口にし、「優勝を目指して頑張っていきたい」と、4年ぶりの優勝へ向け意気込んだ。

来年1月にアメリカで開催される世界クロスカントリー選手権の日本代表選考も兼ねる本大会。元日のニューイヤー駅伝以来の実戦となる三浦は「初戦ということもあるので、しっかりと自分の状態も確認しながら、2025年のいいスタートが切れるような大会になればいい」と冷静に話した。

今年9月、東京で行われる世界陸上に向けて、三浦は3000m障害で参加標準記録を突破している。「今年の世界陸上、もちろん出場というところじゃなくて、勝負していきたいというところを視野に入れている」とし、「福岡クロカンを通して、しっかりとベースアップした姿を9月に見せられればと思ってます」と、3大会連続出場へ意欲を見せた。

シニア女子2㎞に出場予定だった田中希実(25、New Balance)は、体調不良のため欠場となった。田中は2月に行われた世界室内ツアーに参戦し、4戦連続で日本記録を更新。今大会で5戦連続記録更新の期待がかかっていた。