『半数以上の人が違法だと思わずに手を出してしまう』という調査結果も

―――オンラインカジノの国内利用者は、2023年~2024年の1年間で推計346万人(調査・国際カジノ研究所)。20代・30代の男性が多いということです。木曽さんはこの数字をどのようにみますか?
「どんどん急増している状況です。やはり20代・30代というインターネットに親和性のある世代が中心になっています」
―――利用者が広がる要因として、木曽さんは『違法性の認識が低い』という見解です。違法性を認識しているのが44%(2023年)というデータもあるようですね。
「半分以上の人が“グレーゾーン”もしくは“適法”であると認識していて、違法だと思わず手を出してしまう場合が多いようです。数年前、“無料版”という体でオンラインカジノのCMがテレビやラジオでうたれたことがありました。実際に検索してみると“有料版”と並んでヒットし、見分けがつかず有料版へどんどん誘導されていくということがありました。現行では、サイトに送った客の負け額からキックバックをもらう、いわゆる『アフィリエイター』に対して摘発が始まっています」














