鹿児島県が初めて荒茶の生産量、日本一に輝いたことを祝い、鹿児島市の販売店で記念セールが始まりました。通常の半額の商品もあります。

かごしま茶を販売する鹿児島市のJA茶房さつま路です。20日から荒茶生産量日本一を記念したセールが始まり、「日本一」と書かれたポスターが掲げられました。

鹿児島県の去年の荒茶の生産量は2万7000トンで、1959年の統計開始以来初めて静岡県を抜き、全国トップとなりました。

店には、今回のために用意された数量限定のお茶の詰め合わせや、ブレンドが並びます。南九州産の「さえみどり」と「ゆたかみどり」のブレンド茶は、通常のおよそ半額、1000円で販売されています。

まろやかな口当たりと香ばしい焙煎の香りが特徴で、客はさっそく、淹れたてを味わっていました。

(客)「おいしい。濃い濃いとしている。(日本一は)うれしい。ますます皆さんに頑張ってもらいたい。茶畑がきれいで自慢できる」

(JAかごしま茶業 坂口綾菜さん)「生産量日本一に向け生産者を始め茶業関係者も頑張って来たのでうれしい。この機会に良さを知っていただけたら」

店では、県内産の茶葉およそ20種類も3割引きで販売されています。記念セールは今月25日までで、JA茶房さつま路の桜ヶ丘店、与次郎店、谷山店のほか、インターネットでも行われています。