山口県周南市で行われた自動運転EVバスの実証運行の結果が報告されました。

乗車率は59.2パーセントでした。

山口県が周南市などと協力して2024年に行った実証運行は、JR徳山駅から徳山動物園までのおよそ1.7キロを自動運転の電気自動車が走ります。

報告によると、期間中の乗車率は59.2パーセント、アンケートでは94パーセントの人が「乗車後に不安を感じなかった」と回答したということです。

一方、急ブレーキや交差点での走行に不安を感じたという意見もありました。

来年度も周南市で実証運行をする予定です。

今年度は同乗するオペレーターが信号機の色を確認して操作していましたが、来年度は信号機と連携して自動走行するなど、技術面の改良を目指します。

山口県総合企画部 デジタル政策課 田村長史課長
「まずはこの周南市で技術的な実証をしっかりと行って、それを山口県内に横展開をしていきたいというふうに思っています」

最終的にはオペレーターのいない全自動運転を目指し、運転士不足の解消へつなげたいとしています。