老朽化や耐震性の課題から新しく整備される宮崎県日向市の市総合体育館の建設工事が本格的に始まるのを前に安全祈願祭がありました。

20日は市の職員や工事関係者などおよそ30人が出席し、鍬入れや玉ぐしを捧げて工事の安全を祈りました。

現在の市体育センターは、建設から50年以上が経過し、老朽化や耐震性に課題があることから、市は新しい体育館を大王谷運動公園内の高台に整備することにしています。

新しい体育館は、地上2階建て、敷地面積はおよそ1万6000平方メートルで、総事業費は42億円となっています。

アリーナはバスケットコート2面分あり、様々なスポーツやイベントに対応できるようになっていて、災害時は避難所としても活用するということです。

体育館建設を巡っては去年3月の市長選で争点となり、西村市長は、当時、計画の見直しを訴えていましたが、就任後、維持費の改善を図ることが可能と判断し、整備を進めることにしました。

(日向市 西村 賢 市長)
「市民の防災意識というものが非常に高まっております。そういった中で、逆にこの場所に体育館ができることで、安心感を生んでいるというのも考えられます」

日向市総合体育館は、2026年10月から供用開始の予定です。