百条委員会の副委員長で、維新の会に所属する岸口実兵庫県議が、「兵庫県知事失職の黒幕」などとして、1月18日に死亡した竹内英明元県議の名前を挙げた文書を「NHK党」の立花孝志氏に提供したとされる疑惑について、維新側が調査に入りました。

 維新の吉村代表が事実関係の調査を指示し、岸口県議本人への聞き取りを自ら行った岩谷良平幹事長が2月19日、その内容について公表しました。

 「立花孝志さんとあったということはお認めになりました。誰が渡したのかということについては、仲介にあたっていたAさんという民間の方と一緒に会っていた。その文書を手渡すということを、渡すであろうことも分かりながらその場に一緒に同席したということをもって、本人としては自分が手渡したと言われても反論のしようがないと(言っていた)」(岩谷幹事長)

 19日改めて取材に応じた岸口県議は「正直なところ(立花氏とは)目的をしっかり持って会ったというわけではない。百条委員会も今非常にタイトな日程で、大詰めを迎えているところ。そのへんも勘案しながら一定の私自身もけじめが必要かなと感じている」と話しました。記者から『百条委のメンバーから外れるのか?』と聞かれると「そういうことです」と言及しました。