山口県下関市の水族館、「海響館」は現在改修工事で休館中。
そこで暮らすマンボウが注目を集めています。

人の姿が消えて寂しくなったのか、一時食欲不振で体調を崩していましたが、ある方法で回復しといういうのです。

その方法とは・・・?

飼育担当・宮澤萌さん
「人のような感じにして水槽に張り付けています」

水槽の周りに張り付けられたスタッフの制服や人の顔写真。

2024年12月、改修工事で休館となった直後から、体調を崩したというマンボウは、いまは水槽でゆったりと泳いでいます。

当初は飼育員さんも頭を悩ませていたそうです。

飼育担当・宮澤萌さん
「お客さんが一気にいなくなったりとか環境が変わったりしたのでもしかしたらそういうのが原因で調子を崩してしまったのではないかと考えて」

人に近寄ってくるなど好奇心旺盛なこのマンボウ。

顔写真や制服を見せるようにすると翌日には元気を取り戻したそうです。

この様子をXに投稿すると、2月19日時点でおよそ4万以上の「いいね」が付きました。

海響館展示スタッフ・加藤舞さん
「こんなに反響いただけると思っていなくてすごくびっくり」

ロイター、AP通信、CNN。海外のメディアからも取材され世界中からコメントが寄せられています。

海響館展示スタッフ・加藤舞さん
「“制服かわいい!”とか“え!行きたいけどお休みじゃん!”という名残惜しいようなコメントもありぜひぜひ夏頃オープンしたときには海響館に足を運んでいただければうれしい」

再開まで、こうやって寂しさを紛らわせるそうです。