エンゼルスの菊池雄星(33)が日本時間19日、実戦形式の打撃練習に初登板し、打者9人に対し36球、無安打、4三振、1四球と好調な投球を披露した。
移籍後初となる赤いユニフォームでライブBPに臨んだ菊池。最初の打者となったK.ニューマン(31)を86マイル(約138キロ)のスライダーで二邪飛に打ち取ると、続くマイナーの右打者には内角高めの直球93マイル(約150キロ)で空振り三振。
その後も通算93本塁打のY.モンカダ(29)を見逃し三振、マイナー選手を空振り三振とするなど抜群の投球術でピシャリ。菊池は「最初のライブBPにしては非常に良かった。やりたいことができた」と納得の表情を見せた。
さらに試したかったこととして「ひとつはストレートの軌道がしっかりと出るか、そこが一番この時期に大事にしているので、いいストレートがいったと思いますし、チェンジアップというのも何球かいいボールがありましたので、今日はそのふたつをメインに、ゴールとしてやっていました」と振り返った。菊池は次回もライブBPで調整の予定でオープン戦の初登板はその後になる。
前日には侍ジャパンの井端弘和監督(49)から「投手陣の軸になってほしい」と言われ「僕自身一度も日本代表のユニフォームというのは着たことがないですから、そこを目指していきたい」と初の侍ジャパン入りへ意欲を見せた。