宮城県産イチゴのおいしさをさらに広めようと、各地で生産されたイチゴを集めた販売会が18日、県庁で開かれました。

県庁1階ロビーに並んだのは、10品種を超える県産イチゴや、ジャムなどのイチゴを使った加工品です。「にこにこべりー」などの県を代表する品種から「パールホワイト」といった珍しい品種まで県内8つの生産法人やJA全農みやぎが販売しました。今が旬のイチゴを味わおうと箱買いする人の姿も見られました。

購入した人:
「3個買ったいろいろな所の。この前ここで山元町のを買ったがすごくおいしかった」

生産者 PunksFarmer早坂洋平さん:
「うちは荒井だが、山元町や亘理町とみんな来ているのでいろいろな産地のいちごを食べ比べていただきたい」

この販売会は、県産イチゴの品種や加工品をPRし、産地を盛り上げようと県が開いたものです。会場では、品評会もあり、県内から出品された35点のうち、「仙台いちご」の「もういっこ」など5点が入賞しました。

県によりますと県産イチゴは東南アジアなどの5か国に輸出されています。
去年は1月から5月まででおよそ35トンが輸出され、おととしの3倍の輸出量となりました。特にシンガポールやタイへの輸出が多く「もういっこ」や「にこにこベリー」などを中心に年々増加しているということです。